「3月3日は美人鰤の日にします!」
♪もーいーくつ寝ーるーとー・・・雛祭りですね!美人鰤兄弟の【弟のほう担当の】村松です。
ブログがご無沙汰してしまい大変申し訳ございません(^^;)
今回のブログテーマは、「3月3日は美人鰤の日にします!」です。
男3人兄弟の長男として育った美人鰤弟(なんかややこしい…)は、子供の頃から「雛祭り」に全く縁のない人生を歩んでまいりました。
雛人形を飾り女の子の健やかな成長を願うお祭りの意味など、むさ苦しい男兄弟で育った私が知る筈などなく…。
大人になって家庭を持ち、女の子を授かったからこそわかる桃の節句の大切な意味。
旧暦の3月3日の頃は桃の花が咲く事や、桃は魔除けになると信じられていた事が由来だそうです。
美人鰤兄(浪井さん)方には女の子が3人、私(美人鰤弟)の子供にも女の子が3人。
男親からすると女の子は特に可愛く感じるものです。子供の幸せと健やかな成長を願う桃の節句に、私達美人鰤兄弟が真心込めて大切に育てた美人鰤でお祝いして欲しい。その思いを込めて、「3月3日を美人鰤の日にしたい!」という想いから生まれました。
春が来るとモジャコ漁(ぶり稚魚採捕)が始まります。漁期になると浜の男衆はモジャコ船に乗って外洋へ出て行きます。美人鰤兄弟も僚船(仲間の船)として漁に出ます。早春の海は時化も多く、大時化で操業中に波の谷間に僚船が消えたりすると生きた心地がしません…。そんな苦しい思いをしながら、美人鰤兄弟は時に命懸けでモジャコ漁をしております(これは自負出来ます!)
命の危険を感じた時、いつも頭をよぎるのは家で帰りを待つ子供達の顔です。
家族の顔が思い浮かぶと「こんな所で死んでたまるか!無事に生きて帰ってやる!」という気持ちになれます。だから、どんなに辛くても頑張れるんだと思います(^^)
浜の女性陣は、旦那が漁に出て家にいない中でも切り盛りし、毎日モジャコの餌やりをします。
餌やりは、筏をひたすら歩きまわりながら行う作業なのでとても重労働です。沖から命懸けで採って帰ったモジャコを、大事に大事に育ててくれる女性陣がいるから男衆は安心して留守を任せられます!
先代、先々代の時代から受け継がれる伝統的な慣わしです。
こうして大切に育てたモジャコがやがて美人鰤になります。
私達生産者は、我が子と同じくらい美人鰤へ愛情を注いで育てております。3月3日の桃の節句にご家族で美人鰤をお召し上がりいただき、お子さんの健やかな成長を共に願う事が出来れば…美人鰤兄弟としてこれ程幸せな事はございません。
3月3日は、美人鰤で未来の美人さんをお祝いしていただけたら嬉しいです!
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